おはようございます。渋澤健です。

去年は、大河ドラマの「渋沢栄一ブーム」のおかげで、一年で均すとほぼ毎日、対面、オンライン、ハイブリッド、収録と色々ありましたが、講演をしていたと思います。

今年は、ペースダウンするだろうと思っていますが、1月は、まだハイペース。金曜日は名古屋商工会議所にお招きいただきました。役員会議室に大正11年(栄一の「論語と算盤」が出版された6年後)に栄一が揮毫した書が飾ってありました。

どのように手に入ったかわからないということでしたが、恐らく、名古屋商工会議所の初代会頭の伊藤祐昌(14代次郎左衞門)の息子の伊藤祐民(15代次郎左衞門)が、1909年(明治42年)に団長であった「渡米実業団」の団員として参加していたことから、ご縁があったことは間違いないと思います。祐民は、栄一と共にアメリカ大陸を横断し、百貨店の存在に感銘を受け、帰国後に松坂屋を創業しています。

【開物成務】(かいぶつせいむ)とは、物を開き務めを成すという意味ですから、ありとあらゆるものを開発してあらゆる事業を完成させることです。単に「物」の量を増やせということではないと思いますが、常に、その時代に合った新しいクリエーションに務めるべしということだと思います。現在でも意識して、活用すべき言葉ですね。

渋沢栄一は東京商工会議所の前身である東京商法会議所の設立会員であり、初代会頭を1878年から1905年まで27年間務めました。設立のきっかけは、欧米列強との不平等条約の撤廃には政府の主体ではない、民間の商工業の声をまとめる「世論」が必要であったからです。そういう意味では、現在でも、気候温暖化をはじめ、企業の非財務的な情報開示のルールメイクが欧米主導で進んでいる世の中で、日本からの「世論」も大事ですね。

このように、渋沢栄一と商工会議所のご縁は深く、全国からの講演依頼をいただいており、今週も地方の二か所へ参ります。

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