柳さん、どうもありがとうございました

おはようございます。渋澤健です。

2009年のコモンズ30ファンドの設定来の以前から、お世話になっていた柳良平さんがエーザイのCFO(最高財務責任者)を退任されました。日本経済新聞にも大きく取り上げられたニュースです。社長退陣のニュースは取り上げられるケースが多いですが、CFO退陣のニュースがこれほど大きく取り上げられることはないので、柳さんが与えていたインパクトがどれほどだったか明らかです。

最初にお会いしたのは、柳さんのUBS時代。企業のIR(Investor Relations)活動を向上する部門にお勤めでした。しかし、コモンズ30ファンドを組成する同じタイミングぐらいに古巣であるエーザイにお戻りになっていました。

我々が立ち上げようとしていた「30年投資」という長期投資のスタンスに共鳴していただき、創薬事業も同じような長期的スタンスで見ており、30年のキャッシュフロー・モデルを作成されているということが印象に残りました。

とてもエネルギッシュな方で、なかなかお話が止まらない柳さんですが、実は元々は銀行マン(現埼玉りそな)であるということに驚きも感じました。銀行時代にエーザイを担当されていて、内藤社長に見初められて入社されたようです。

コモンズと柳さんの接点はこのように「長期投資」でありましたが、その後お互いがそれぞれ行きついたところは、「企業の長期的な価値の評価には、財務的な『見える価値』だけではなく、非財務的な『見えない価値』がより重要である」でした。

これについては、去年に投稿したコモンズ考の「エーザイとコモンズの『見えない価値』への取り組み」および「エーザイの価値創造レポート2021」でご紹介していますので、ご参照ください。

これからの柳さんは、元々副業されていたアカデミアの側面に加え、心に温めていた活動も展開されると察します。これからの柳さんのますますのご活躍ご発展が、とても楽しみです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

エーザイのCFOは、アメリカス・リージョン プレジデント(兼)エーザイ・インク プレジデント(常務執行役)の安野達之さんがご就任されました。今までのご経験を踏まえ、引き続きエーザイの価値の可視化に務められると期待を寄せています。どうぞよろしくお願いいたします!

最新情報をチェックしよう!