【社会起業家フォーラム御礼|関心の灯を持ち寄って】

こんにちは。
コモンズ投信 ソーシャル・エンゲージメント・リーダー 馬越です。

10月6日(日)文京学院大学仁愛ホール(東京・文京区)にて第16回コモンズ社会起業家フォーラムを開催し、11人の社会起業家が7分間スピーチでそれぞれの物語を届けてくださいました。

「みなさんに大切なことをお伝えしたいと思って屋久島からやってきました。リラックスして聞いてください」。
冒頭こうスピーチを始められたのは屋久島尾之間診療所の杉下智彦先生です。

杉下先生と私の出会いは今年1月初めでした。
屋久島に日本全国から社会起業家が集った合宿のようなものに参加した時のこと。
参加者がグループに分かれて数日間を過ごしたのですが、私のグループに地元の診療所のお医者さま、杉下先生がいらっしゃいました。
自己紹介のとき杉下先生が私の名刺を見て「あ、渋澤さんのところの方ですか?」と嬉しそうにおっしゃいました。
「渋澤さんにはグローバルヘルスの分野で大変にお世話になったんですよ」と。

そんな出会いで意気投合していく中で、島の最南端にある先生の診療所に伺ったときに聞いた話が今回の先生のスピーチ「今、この国でひとりひとりが迎える大切な家族の死、自分自身の死についての想い」でした。
そして、当時まさに動き出そうとしていたにもかかわらず、資材の高騰などによって暗礁にのりあげようとしていた屋久島おじゃんせウェルネスセンターのお話。

ウェルネスセンターの建築はいったん振り出しに戻りましたが、先生の屋久島健康圏構想の歩みは止まりませんでした。
先生に、「東京にいらして、コモンズのお仲間のみなさんの前でお話されますか?たった7分間ですが。」とおたずねすると、「ぜひ」と。
先生の地域で医師はひとり。本来、遠出するのはなかなか難しい状況ですが、ぜひ多くの方に聞いていただきたい、と駆け付けてくださり今回の登壇となりました。

今回のフォーラムのテーマになった「あなたは、今、何を守りたいですか?」。
杉下先生だけでなく、この日舞台に立ってくださった他の登壇者も、「あきらめることを知らない」人たち。
たとえ施策がうまくいかなくても、守りたいもののために歩み続ける「覚悟」をもった人たちでした。

11人に加え登壇いただいた第15回コモンズSEEDCap応援先のNPO法人アクセプト・インターナショナルの永井陽右さんも一貫しておっしゃっています。
「だれもやらないなら自分たちがやる」。

見過ごされようとしている社会課題を丁寧に拾い上げて、その解決に挑む姿勢がそこにあります。
社会課題の解決の最大の敵は「無関心」と言われます。
その「無関心」がわたしたちの社会を少しずつ、でも確実に蝕んでいくのです。

10月6日、第16回コモンズ社会起業家フォーラムの会場には約200名の参加者が集まりました。
自分たちの社会にいったいどんなことが起きているのか。
自分たちの暮らす国や世界において、何が守られていないのか。
小さくとも関心の灯(ともしび)を持った参加者が集まってくださいました。
そして、その「灯」のおかげだと思うのですが、登壇者のみなさんがこのフォーラムを「あたたかな場」と言います。毎回言われるので驚くほどです。
参加者が社会起業家の話を真正面からあたたかく受け止めている、そんな雰囲気があるというのです。

古くからのお客さまで今回フォーラム初参加のお仲間からの声です。
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コモンズ投信に投資してから12年くらい経ちます。
投資額の倍以上の成果になっている現状については素晴しい!の一言です。
選ばせていただいた甲斐がありました。

今年定年退職をしまして、ようやく子育て・会社生活から離れて、時間が取れるようになったので、初めて参加させて頂きました。
いつも気になってはおりましたが、忙しさ以外にも普通の自分が色々皆様と話せるわけもなく、お手伝いもできないので、足がむきませんでした。

今回勇気を持って参加させていただいてよかったです。
素晴らしい活動でもっともっと色々な人に知ってもらいたいと感じました。
若い人も大変頑張っておられます。
このような場・仕組みを作っていただいてありがとうございます。
来年に都合がつけばボランティアでも参加できたらと思っております。
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さあ、来年はどんな社会起業家フォーラムになるでしょう。
まだまだ、様々な社会課題に取り組む「覚悟」をもった人たちの存在があります。
次回はどんな方をみなさんにご紹介できるでしょうか。
わたしたちコモンズ投信が、みなさんの中にある「関心の灯」を少しでも大きくしていくお手伝いができたら幸いです。

最後に、ご参加くださったみなさま、そして開催に向けてご協力くださったすべてのみなさまに、心より御礼申し上げます。

\各登壇者のスピーチ動画がアップされました/
橋爪 智子さん / 特定非営利活動法人 日本補助犬情報センター
https://youtu.be/LTv3udeOBK0
川邊 笑さん / 一般社団法人うみのこてらす
https://youtu.be/VRdGJAlZCKo
荒井 佑介さん / 特定非営利活動法人サンカクシャ
https://youtu.be/QC-D0tc7ji4
北川 ペドロソ 実萌さん / immi lab(イミラボ)
https://youtu.be/IiAIvXGlkp8
吉岡 マコさん / 特定非営利活動法人シングルマザーズシスターフッド
https://youtu.be/rLVrnrpStAE
中須 俊治さん / 株式会社AFURIKA DOGS
https://youtu.be/YgyhJmx0g2g
菊地 泰基さん / Fease(フェアーズ)
https://youtu.be/mDyKmkPoSnI
加藤 広大さん / amu株式会社
https://youtu.be/9dfEcCIOuLQ
小野 なぎささん / 一般社団法人森と未来
https://youtu.be/FLbfCWEqiAs
杉下 智彦さん / 医療法人観音会 屋久島尾之間診療所
https://youtu.be/Jf6ynTqvVJQ
坂野 晶さん / 一般社団法人ゼロ・ウェイスト・ジャパン
https://youtu.be/eLDZMHy1e9c

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※投資信託は、値動きのある有価証券等に投資するため、その基準価額は変動します。
したがって、お客さま(受益者)の投資元本は保証されているものではなく、基準価額の下落により損失を被り、投資元本を割込むことがあります。
委託会社の運用により生じるこうした基準価額の変動による損益は、すべてお客さま(受益者)に帰属します。なお、投資信託は預貯金と異なります。
※文中に記載の内容は特定銘柄の売買などの推奨、または価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。
※上記セミナーにおいて、コモンズ投信が設定、運用、販売を行う投資信託の勧誘を行うことがあります。

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