対話のツール

皆さん、こんにちは。
コモンズ投信 福本です。

「アミノサイエンス®とはどこからどこまでを指すのか、社内で大論争が巻き起こり、報告書作成が数週間ストップしてしまうこともありました」

先週17日、コモンズ30ファンド投資先企業、味の素㈱にコモンズ30塾統合レポートワークショップにご登壇いただき、同社の統合レポート=ASVレポートをご紹介いただきました。

統合レポート(統合報告書)とは、企業の売上などの財務情報と、環境や社会への配慮、知的資産から、ガバナンスや中長期的な経営戦略までを含む非財務情報をまとめたものです。

味の素㈱は、経済価値と社会価値の2つをともにつくる取り組みをAjinomoto Group Creating Shared Value(略してASV)と呼んでおり、統合報告書も「ASVレポート」としています。

コモンズ30塾統合レポートワークショップには2022年11月に続いての登壇となり、今回のASVレポート2023には、その際のワークショップでのフィードバックを複数取り入れてくださったとのこと。具体的にはグローバル企業なのに報告書に出てくるのが日本拠点や日本人ばかり、といった指摘を受け、今回は様々な国・地域の取組やメンバーを紙面に登場させた、などです。

そして、今回のレポートでは、
・会社が言いたいことではなく、読者が知りたいことに重点を置く
・カフェで気軽に読めるような、とっつきやすさ・読みやすさを重視
・味の素㈱の強みである「アミノサイエンス®」とは何かをしっかり伝えること
などに重点を置き、作成されたとのことでした。

そして冒頭のお話。
これは、トークセッションの中で、味の素㈱の岡田さまが、作成にあたってどんな苦労があったかと問われての答えでした。

なぜ、大論争が巻き起こったのか―、続きはぜひ、こちらの『コモンズ考』からお読みください。

コモンズ30塾「味の素㈱ASVレポートを読み解く」開催レポート

当日は、味の素㈱の社員の方にも加わっていただき、グループワーク形式で参加者同士の対話を行っていただきました。
そこから出た様々な感想や意見をフィードバックさせていただくことができました。

統合レポートは、“対話のツール“であり、新たな学びや気づきを得る機会なのだと、改めて実感しました。

当日の味の素㈱のプレゼンとトークセッションは動画でもご覧いただけます。


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