楽天グループへの投資と長期投資

こんにちは、コモンズ投信福本です。
祝日だった今週の月曜(17日)、定例の4-6月期運用報告会を開催しました。
当期は大きくマーケットが上昇し、多くのお客さまに利益が出ている状況をご報告できたことはとてもうれしかったです。

特にコモンズ30ファンドは、四半期で見ると、投資先30社中9社が最高益を更新、株価の騰落率も上位のディスコは+47.78%、三菱商事+45.86%、丸紅+35.90%、など25社がプラス、5社がマイナス、となりました。
その中で、▲18.73%となった楽天グループについては、事前質問も含め、多くのお客さまが関心を寄せられています。
今回のセミナーでもその点を取り上げ、丁寧にご説明させていただきました。
アーカイブ動画はこちらからご覧いただけます。
https://www.youtube.com/live/B7bdjGc0BB8?feature=share
(楽天グループに関するコメントは、1:03:40からとなります)

楽天グループに関しては、携帯電話事業(楽天モバイル)への参入後、投資が重荷となり業績は赤字、それに伴って株価も大きく下落している状況が続いています。
また、こうした足もとの状況だけでなく、将来においても、この携帯電話事業の成長が難しい、ひいてはグループ全体の成長の足かせになるのでは、との思惑が株価の下押し要因となっていると考えられます。

そのような中で、なぜ、コモンズは楽天グループに投資を続けるのか?
皆さまが疑問に思われるのも当然です。
楽天グループに投資を続ける特有の理由についてはぜひ動画でご確認いただきたいのですが、コモンズ投信の長期投資に対するスタンスもその理由の一つです。
投資先企業の業績が悪化、その結果株価も低迷している場合や、不祥事が起こった時など、コモンズでは直ちに売却をすることは原則ありません。
状況の確認や投資先との対話を行い、その推移を丁寧に確認していきます。
コモンズ30ファンドは投資委員会メンバー全員の合議で組入・売却を決定するため、銘柄の担当アナリストだけでなく、メンバーの様々な観点から調査を行います。
現状、楽天グループに関しては、保有し続けることを懸念する意見もあるため、すでに1年以上前から投資のウェイトを大幅に下げることで対応しています。
こうしたウォッチを続けながら、結果として売却に至るケースもありますが、再び進化できると判断して投資ウェイトを正常に戻していくケースもあります。
現在の投資先企業にも、後者のケースで業績や株価を大きく成長させた企業がたくさんあります。
そういった意味では、ファンドのコンセプトである「進化を続ける企業」というのは、環境変化や事業の失敗や低迷などがあっても、それを乗り越えて更なる成長ができる企業、と言えます。
見極めは簡単ではありませんが、そのための調査や対話を日々丁寧に行っており、それこそが、コモンズが実践する長期投資です。

また、投資先を厳選し、集中するからこそ、投資先に関する情報の開示を丁寧に行い、かつコモンズ30塾などの機会を通じ直接企業と対話できる機会をお仲間のみなさまにも積極的に提供していきたいと考え、行なってきました。
引き続きどうぞ、ご期待ください。

 

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※投資信託は、値動きのある有価証券等に投資するため、その基準価額は変動します。したがって、お客さま(受益者)の投資元本は保証されているものではなく、基準価額の下落により損失を被り、投資元本を割込むことがあります。委託会社の運用により生じるこうした基準価額の変動による損益は、すべてお客さま(受益者)に帰属します。なお、投資信託は預貯金と異なります。
※本文中で示した実績は過去のものであり、将来を予想・あるいは保証するものではありません。
※文中に記載の内容は特定銘柄の売買などの推奨、または価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。
※上記セミナーにおいて、コモンズ投信が設定、運用、販売を行う投資信託の勧誘を行うことがあります。

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