UACJ名古屋製造所見学ツアー開催レポート！│コモンズ考

2023年6月4日日曜日にこどもトラストセミナーザ・2020ビジョン投資先企業「株式会社UACJ」名古屋製造所・Ｒ＆Ｄセンターに、ファンドのお仲間と見学に行きました。

こちらが世界有数のアルミニウム総合メーカーである株式会社UACJの名古屋製造所（写真はR＆Dセンター）です。
製造所＆ラボの皆さんでお出迎えいただき、はじめに名古屋製造所副所長の岡島さまから「UACJは何をしている会社？」「ここ名古屋製造所はどんな工場？」など教えていただきました。
次は工場見学についての注意点です。

「アルミは熱くても赤くならないから触ってはいけないよ」「工場内を歩くときは緑色の通路からはみ出てはだめだよ」など。少し緊張します。
白衣とヘルメットを装着して外に出て写真撮影。

いよいよ見学開始！建屋の外にはこれから製品になるたくさんのアルミの塊が積んでありました。

工場内を歩いて、押出機、板の熱間圧延機→冷間圧延機でコイルを巻き取っていく様子などを見学させてもらいます。
場内では通路を横切るたびに「右よし、左よし、前よし！」と指差し確認しながら歩きます。

工場内はゴーーッという音で声がほとんど聞こえません。
インカムレシーバーから聞こえる先生の話を注意深く聞きます。
工場内で案内してくれる先生たちのはじめのあいさつは「ご安全に！」です。
説明のあと、子どもたちがスタートの合図を送ると機械が動き出し…
機械の中をアルミの分厚い板が通り抜けるたびにさらに大きな音が鳴り響きます。
ローラーの間から油と水が混ざった水蒸気が立ちのぼり、少し離れたところで見学している私たちのところまでその熱と湿気とにおいに包まれます。
こどもたちは迫力に圧倒されながらも一生懸命見ていました。

お楽しみ企画として12トンを持ち上げられる大きなフォークリフトの運転席に座らせてもらいました。

R＆Dセンター1階にあるU-Al Lab.（ユーアイラボ）ではアルミの重さ、硬さ、強さ、熱伝導などについて学びました。
またアルミホイルを使った防災に役立つ体験では家庭用のアルミホイルで断熱と蓄熱・防臭・光の反射などを実験しました。
それぞれのコーナーで担当の方が、子どもたちの目線で語りかけ、説明に工夫を凝らし、たくさんの驚きをプレゼントしてくださいました。

終盤の座学では、UACJ上田先生から身の回りにあるアルミ製品のこと、飲料容器などではペットボトルよりもアルミ缶のほうがリサイクル効率がよく環境にやさしいことなどアルミが環境性能にも優れていることを教えていただきました。
続いて担当アナリストの原嶋から投資家から見たUACJさんの魅力について話し、そして「日本一から世界一になってください」との期待を伝えました。

会社見学ツアーの最後は恒例の「こども投資委員会」です。
今日見てきたこと、体験したことを振り返りながら、UACJさんをこれからも応援（投資）し続けていいか聞きました。
元気いっぱいに手が上がり、満場一致で「賛成！」となりました！

以上で全行程が終了、UACJ名古屋製造所の皆さんに見送られながら工場をあとにしました。
本当に盛りだくさんの内容でトータル4時間半の大イベントとなりました！
最年少参加者（4歳）も最後までがんばりました。

～参加者の感想～

■我々の日常生活で目にすることも多いアルミ缶の原材料が製造される様は圧巻でした。
トラブルやリスク回避の努力が日々されていることが、説明以外の場面で感じられた
■設備は手厚いメンテナンスで数十年使い続けて利益を上げていることがみてとれた。
■工場見学だけでなく、アルミ特性なども知る機会がありとても有意義でした。
■熱延工程（暑かった）・冷延工程（時速120kmの速さで圧延される）の見学が興味深かったです。アルミが造られるまでがよくわかりました。工場の広さ・大きさ・技術の高さを実感できました。
■工場がとてもキレイだと思いました。工場の従業員の方が笑顔で挨拶してくれて、気持ち良かったです。工場への到着時お出迎え・帰りの出発時のお見送り、UACJさんの温かいお気持ちが伝わりました。見学途中（ちょうど喉が渇いたときに）にスポーツドリンクをいただけたり、細かいお気遣いを感じました。
■アルミホイルの活用法がとても良かったです。
■アルミの可能性と持続可能な資源である事が、実際の現場を体験させていただきよくわかりました。非常に価値のある体験でした。

～こどもたちからUACJさんへのお手紙～