世界に日本があって良かった

おはようございます。渋澤健です。

週末は、先週とは別の「地中海」の海を眺めました。

一橋大学名誉教授の米倉誠一郎先生のCR-SIS(クリエイティブ・レスポンス –ソーシャル・イノベーション・スクール)の直島ツアーにゲストスピーカーとしてお招きいただき、瀬戸内国際芸術祭の夏期最終日に直島犬島男木島を視察しました。

「世界に日本があって良かった」という学長メッセージと私が提唱する「Made With Japan」は同調していますし、心が豊富で前向きな方々が集まるスクールはコモンズ投信に集まる皆さんともシンクロしている感じがします。実際、コモンズのお仲間も今回のツアーに参加されていました!

今年は3年毎に開催される瀬戸内芸術祭で島々はウイズコロナでも賑わいを見せています。コロナの関係で全体的には芸術祭の客数がかなり減っていますが、その影響のほとんどは海外からの渡航者が来れていないことが理由のようです。

現代アートは、見えていなかったことを可視化する力があると私は思います。そういう意味で、企業の非財務的な見えない価値の可視化のヒントになりますね。その見えない価値の可視化および意味の伝達には「フレーミング」「サイト・スペシフィック」「トランスレーション」というキーワードがあるということをこれまで直島で参加てきたイベントを通じて気づかされました。

また、瀬戸内は、かつての高度成長時代の負の遺産である産業廃棄物に悩まされた地域でもあります。しかしながら、アートによって本来の美しさと魅力を再生し、コモンズ30ファンドが長年お付き合いしているベネッセホールディングスの創氏である(継いだ福武書店から改名)福武總一郎さんの天才的な先見力が発揮された場です。

3年前の瀬戸芸では福武財団と共にベネッセとSETOUCHI企業フォーラムの開催に参画させていただき、企業価値とサステナビリティについて企業経営層らと考えました。今年も10月に開催する予定で、「SETOUCHI宣言」のようなものを世界へと発信できないかと模索中です。まさに「世界に瀬戸内国際芸術祭があって良かった」、「世界に日本があって良かった」、「Made With Japan」というメッセージです。

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