おはようございます。渋澤健です。
さて土曜日にコモンズ投信の秋の恒例イベントであるコモンズ社会起業家フォーラムを開催しました。今回で12回目。そして、初めてオンラインで。
今までは、マイク一本でステージに立つ7分スピーチのリレーでしたが、今年は3つのセッションを設けて、セクションごとにクロストークも導入しました。視聴してくださった皆さんのお顔を拝見することはできませんでしたが、登壇者からの熱いメッセージは全国から(そして外国からも!)オンラインでご参加いただいた皆さんへ確実にお届けできたと思います。
登壇者のグッと入るお話によって多くの方々に自分の未来を信じる力を呼び覚ますことができたと思います。
まず、オープニングの後の第一部では、
・第11回コモンズSEEDCapの受賞者である親子の未来を支える会の林伸彦さんから「不安な気持ちを理解して支え合える社会、どんな子供でも温かく受けいられる社会」
・人身取引被害者サポートセンター ライトハウスの藤原志帆子さんから「怒りだけで活動をはじめたときは一人、でも今はスタッフや仲間たちが増えて幸福だと思う」
・Teach For Japanの中原健聡さんから「生きたいと生きる人が溢れる国のために教育を改善したい」
という内容のお話をいただきました。
クロストークで「高い志に向かって行動しているときに気持ちが凹んだときにどうしているか」という問い掛けを投げたところ「悩みや不安が、不満にならないように気をつけている」という素晴らしい名言が返ってきました。
第二部の登壇者の
・e-Educationの三輪開人さんから「途上国の子たちが日本の社会的課題の解決に手を差し伸べるという国際協力が逆転する僕の未来を信じてください」
・AFRIKA ROSEの萩生田愛さんから「かわいそうだから助けてあげるのではなく、顔の表情がいきいきと働いている姿」
・MJI Enterpriseの加藤侑子さんから「未来に向かいたいという人がいれば信じてあげてください」
・アクセプト・インターナショナルの永井陽右さんから「ギャングが解散されたとき、元ギャングが言った言葉『僕たちはギャングリーダーではなく、ヤングリーダー』」
など感動する場面が多い話をお伺いしました。
クロストークであがった「信じる」というキーワードに対して「自分が信じることが大切、自分が相手から信じられることより」「自分が信じているからやりたい」という心強い言葉が戻ってきました。
そして、第三部の
・チャイボラの大山遥さんから「児童養護施設で必要なのはモノではなく、こどもたちと寄り添う人」
・グッド・エイジング・エールズの松中権さんから「すべての人が自分の人生を生きる安心安全な場所がある社会に変えたい」
・Community Nurse Companyの矢田明子さんから「あなたが一代で築けることはないが、みんなのがんばりは三代先が決める」
・weMORIの清水イアンさんから「環境問題に何をしたら良いのかわからない人のためにアプリを開発」
というお話をお伺いしました。
またクロストークでは「不安を回避するため」に必要な「サードプレイスは空間だけではなく人がいる」ことや、「つらさや無力感だけで、繋がりがなかった状態」のときに「あ、自分がやっていることに意味があるんだ」と気づいた、という話に展開しました。
やはり、未来を信じる力で必要なことは自ら沸き上がってくるパッション(怒りもあり)、そして、Like Minded Peopleという同志が大事ということですね。
当日のライブ配信はYouTubeでアーカイブ化されていますので、お時間があったときに是非ともご覧ください!
今回も大勢の登壇者のご協力を得て、とてもすてきなお話をお伺いすることができて本当に感謝しています。皆さんのますますのご活躍ご発展を心より祈願いたします!
そして、本日の第12回コモンズ社会起業家フォーラムが無事にオンラインで開催されるためにバックヤードで尽力してくれたコモンズのメンバーにもSpecial Thanks。どうもありがとう!