4万円からの景色は個人投資家の時代へ

皆さん、こんにちは。
コモンズ投信 伊井です。

2月下旬、日経平均株価は1989年12月末の高値38,915円を34年ぶりに抜き号外も配られました。その後、3月上旬には4万円の大台も超えました。
今年の大発会は33,200円くらいからのスタートでしたから僅か2カ月で20%を超える上昇となった訳です。
34年前と比較することに大きな意味はありませんが、株価は未来を示しているとすれば、そこに何かのヒントがあるはずです。

さて、1989年12月末時点の日経平均採用銘柄の時価総額上位には、NTTから始まり都市銀行がずらりと並んでいました。それが先月の高値更新時には、上位10社中7社が変わり、東京エレクトロン、信越化学など半導体関連が目立ちます。
つまり、同じ日経平均株価でもリード役となる顔ぶれは大きく変わったわけです。
また、日本市場の株主も大きく変わりました。
1989年12月時点では、最大の株主は銀行、生保、損保で市場全体の約1/3を保有していました。こうした金融機関は企業の株式を営業政策として保有していましたので、値上がりを期待して保有していたわけではなく株価が高くても売ることはありませんでした。
その後、ITバブル崩壊やリーマンショックなどの経済危機を経て、世界的な金融規制などから急速に持ち分を減らし、今は7%程度です。

一方、当時、日本だけ株価が企業業績に比べて異常に高かったので、海外投資家は日本株に関心を示さず、保有割合は5%足らずでした。
その後、日本株の割高感が修正されていく中で、日本株の保有割合を増やし現在は約30%を保有しています。
海外投資家は、株主として企業側に、利益率の向上や株主還元の強化、社外取締役や女性役員の比率の向上、さらに環境面などへの配慮を強く要請します。
34年前の大株主の金融機関は営業政策については要請していましたが、こうした資本家としての要請は殆どしていませんでした。
このように株主が変わると企業側に求めるものにも大きな変化が見られ、企業側も株主の意向を受けて変わっていきます。

さて、新NISAが始まり、個人投資家や日本株ファンドからの資金流入も増加し始め、企業側も個人投資家や日本株ファンドに注目し始めています。
昨年くらいから東証からの要請もあり、企業の株式分割が増加しています。
NTT株が1株を25株に大幅な分割したことは話題になりました。
当時NTT株を最低単位買うのに40万円程度必要でしたが、今や2万円あれば購入出来ます。
また、ここ数年株主優待も減少傾向でしたが、今年度は、増加傾向に転じています。
今後は、日本市場で個人投資家と日本株ファンドの保有比率が増加し、企業側も個人投資家の声にこれまで以上に耳を傾けていくことになるでしょう。

つまり企業側も長期保有のファン株主を求め、個人投資家は推し活で企業を応援していく時代になりそうです。
投信でいえば、その時はアクティブファンドの出番です。

コモンズは創業以来、お仲間と企業が集まるコモングラウンドを整備してきました。
今後も、周年イベント、親子イベントはじめさまざまな企画を行って参ります。
どうぞ、引き続き、コモンズを通じた推し活にご参加ください!


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