2023年6月30日
皆さん、こんにちは。
コモンズ投信 伊井です。
2023年も半年が経過するタイミング、世界中の投資家が今年の運用が上手くいっているかどうかをチェックされる時期になります。
そんな中、日経平均株価は年初来で+27%の上昇と2023年の世界の株式市場でも米国NASDAQの+29%に次いで高いパフォーマンスになっています。
米国S&P500+14%、英国が+0.3%、フランス+13%、ドイツが+14%、中国+3%、インド+5%。
日本株を買った投資家と買わなかった投資家で大きな差がついているはずです。
さて、日本株を投資している海外投資家から話を聞くと、私が意見交換などした中では
① 中国株から日本株へシフトした
② 30年ぶりにデフレから脱却するタイミングは、割高/割安でなく投資タイミング
③ 生成AIでの半導体需要を考えると日本株は投資対象
などが聞かれました。
私たちは、こうした経済マクロ的な要素以外での企業の変化に注目しています。
まず、企業の株主還元姿勢が大きく変化しています。
10年前の東証全銘柄の年間配当金総額は7兆円程度でしたが、今や10兆円以上増加して今年は20兆円近くになりそうです。
利益に対する配当金額を示す配当性向も10年前は米国35%程度に対して日本は25%程度と大きな差がありましたが、近年は35%程度で米国に並びます。
今年は米国を上回るかもしれません。
また、東京証券取引所からの要請で、資本効率を上げて設備投資や人的投資を増やして企業価値を上げることが求められ、配当を増やす、自社株買いを行うなどの株主還元を積極姿勢に転じた企業が多く見られます。
さらに、今週くらいから出始めた今年度発行の有価証券届出書にはこれまでの開示に加え、サステナビリティ、人的資本に関する開示が加えられました。
こうした制度変更などもあり、企業の資本市場と向き合うスタンスに大きな変化を感じています。
コロナ渦の3年を経て30年ぶりに日本企業も日本の資本市場も潮目が変わりつつあります。
海外投資家ばかりに依存する株式市場は、他の先進国では見られません。
NISA制度も拡充・恒久化されるタイミング、世界株式も米国株式もいいですが、自国の変化にも是非、注目してください。
コモンズ投信は、皆さんと一緒に企業に訪問する機会を増やしています。
これは、皆さんにもっともっと投資先企業を知ってほしいからです。
これからもそういった機会を増やしていきますので、是非、ご参加ください。
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※投資信託は、値動きのある有価証券等に投資するため、その基準価額は変動します。したがって、お客さま(受益者)の投資元本は保証されているものではなく、基準価額の下落により損失を被り、投資元本を割込むことがあります。委託会社の運用により生じるこうした基準価額の変動による損益は、すべてお客さま(受益者)に帰属します。なお、投資信託は預貯金と異なります。
※本文中で示した実績は過去のものであり、将来を予想・あるいは保証するものではありません。
※文中に記載の内容は特定銘柄の売買などの推奨、または価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。
※上記セミナーにおいて、コモンズ投信が設定、運用、販売を行う投資信託の勧誘を行うことがあります。