こどもトラストセミナー未来の農業を体験しよう!

こどもトラストセミナー未来の農業を体験しよう!

 

2023年11月5日(日)、プロ野球日本ハムファイターズが北海道に新しくオープンした拠点、エスコンフィールドに隣接したFビレッジに、クボタが設けたエデュケーション施設「KUBOTA AGRI FRONT」にてこどもトラストセミナーを開催しました。

 

クボタと言えば、みなさんは何を思い浮かべますか?
農業用のトラクター、はたまた、長澤まさみさんのCMでしょうか?
実は、「命を支えるプラットフォーマー」として、人類の生存に必要な食料・水・環境という幅広い分野で私たちの豊かな生活に欠かせない存在なのです。
創業は130年以上前の1890年、鋳物の製造から始まりました。その後、コレラという伝染病が広がった際、日本でも水道設備の整備が進められましたが、1893年に水道用鋳鉄管の製造に着手し、量産化に成功したのがクボタの前身である大出鋳造所でした。

これにより、大勢の人が簡単に手を洗えるようになり、公衆衛生に対する意識も高まりました。

その後も、終戦直後は食料不足、人手不足のなかでトラクターや耕うん機を開発し、農業・食料分野に貢献してきたり、高度経済成長期に深刻化した環境問題を解決するために環境分野に参入したりと、常に社会の課題にビジネスで向き合う中で持続的な成長を遂げてきた企業です。

 

すでに売上高で約2兆7,000億円、海外売上高が約8割に上るグローバル企業ですが、食料・水・環境分野でクボタが貢献できるフィールドを広げ、グローバルメジャーブランドを目指しています。

というのも、世界の人口は1980年に44億人だったのが、足もとでは80億人、2050年までには97億人まで増える見込みです。それに伴って食料不足は深刻化することが容易に想像されますから、機械化などによる農業の生産性を高める必要があります。

また、水に関しても、世界人口の約3割が、安全な飲み水や、水が身近にない環境にさらされているといわれています。

こうした課題に、クボタは命を支えるプラットフォーマーとして向き合っているのです。

 

そのクボタが、「未来の農業」を体験できる学習施設としてオープンしたのが、「KUBOTA AGRI FRONT」。

農業経営をゲーム形式で学べるコンテンツやスマート農業が体験できます。

 

まずは、クボタという会社について、そして、なぜ、コモンズがクボタに投資しているのか、をアナリストの古川よりお話しさせていただきました。

その後、いよいよツアーの開始です!

まずは、パネル展示などを見ながら、農業が直面している課題を学びました。

日本の食料自給率の低さ、世界的な人口増加に伴う、食糧不足の懸念、、、こうした課題に我々はどう向き合うのでしょうか・・?!

 

さて、こうした状況を踏まえた上で、本日のメインイベント、「アグリクエスト」の体験です。家族ごとにチームとなり、農業経営者になりきって、農業経営を体験していくシミュレーションゲームです。次々と降りかかる難題を、自分たちで答えを探しながら得点を重ねていく、まさに楽しみながら農業経営を学べるゲームでした。

どういった作物を選ぶのか、また、規模は?

最新技術の導入や、はたまたマーケティング手法までを選択しながら農業経営の成功に向けて様々な選択を行います。

「チームコモンズ」も挑戦しましたが・・・・結果はふるいませんでした。。。

 

その後は、未来の農業「スマート農業」の体験です。

温度や湿度が完全に管理されたハウスやコンテナの中で栽培されている野菜を実際に見て、機械が育った野菜を取り出す様子などを見せていただきました。

 

参加した子どもたちも、コンテナから野菜が出てくる様子に一瞬声を失っていましたが安全かつ計画的に栽培できることを学び、食糧問題の解決の一助になることを体感できた様子でした。

 

最後は、アグリフロントで栽培されたお米でできたおにぎりをいただきました。食の恵みに改めて感謝するとともに、わたしたちの命の源である食をより安全に豊かに守っていくための取組が重要だと改めて感じました。

 

参加いただいた親子からは

「食べ物の大切さを改めて認識する機会になった。子供たちにもそれを認識してもらいたいので、またこういった機会に参加したいと思った。」

 

「昨年亡くなった祖父が農業を営んでおりましたが、父も私も事業承継しなかったため、今は農地を持て余しています。朝が早い農家の仕事の大変さや農家が稼げる仕組みづくり、ノウハウを習得できる場などがあればサステナブルな農業に繋がるのではないかと感じています。貴社の取り組みから今後も学ばせていただきます。貴重な機会ありがとうございました。」

 

といったお声をいただいています。

 

より多くの子どもたちに体験してもらいたい内容でした。

クボタさん、ありがとうございました!

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