おはようございます。渋澤健です。
瀬戸内国際芸術祭にあたり、オフィス街から離れた空間で「企業と文化とサステナビリティを考えるフォーラム」に参画する機会をいただきました。

主に経営層にお声がけしましたが、E(環境)、S(社会)、G(ガバナンス)について、現場視察、体験型ワークショップ、講演、クロストーク、グループディスカッションなどを通じて、様々な気づきと出会いがあり、素晴らしい3日間でした。

アートとは、見えないもの(あるいは、見せたくないもの)の可視化であると感じました。豊島の産業廃棄物問題(E)や大島のハンセン病療養所(差別・偏見による隔離政策)(S)の現地視察では、今まで知らなかったことを多く学びました。

また、「対話型観賞」のワークショップでは、仮に同じものを見ても、自分の視点、習慣やバイアスによって、異なるものに見えるという驚きがありました。

これは、企業が発表する同じ数字や言葉を見ても、それぞれの立場から違う「事実」見えているということを連想できますね。ならば、対話型観賞と同じように、まず「見る」、それから「考える」、そして「話して」から「聞く」というプロセスが応用できそうです。

今回、コモンズ30ファンド設定初期からずっと投資を継続しているベネッセホールディングスの実質的創業者の福武總一郎さんからベネッセアートサイト直島で直接お話をお伺いできるという大変貴重な機会をいただきました。

この水平線の作品(↓の写真)を見て、「不易」というキーワードが浮かんできたそうです。どの時代でも通じるものは、アートによって地域社会に現れた「お婆ちゃんの笑顔」でした。そこから、「Bene・esse(よく・生きる)」という名が誕生したのです。

長年、お付き合いしているベネッセですが、福武さんのお話をお伺いして初めて知ったことがありました。ベネッセハウス・ミュージアムの名前の方が先で、後から福武さんがお父様から継いだ「福武書店」が「ベネッセ」としてリボーンしたのです。このことを知っているのは現在の社員でも少ないかもしれないとのことでした。

それは、もったいない。福武さん曰く「文化はアイデンティティー」です。

最終日のクロージングセッションで、安達保社長とのトークセッションの機会をいただいたので、もっとベネッセの起源にアート(文化)があることの意味合いを社内外で広めることをお願いしました。

恐らく海外ではNaoshimaやSetouchiの方がBenesseより認知度が高いです。ベネッセの「見えない価値」の可視化により、経済的な価値の創造、および、社会的課題の解決という価値の創造が高まることに長期投資家として期待しています。

最新情報をチェックしよう!