おはようございます。渋澤健です。
色々なデータを観測すると、コロナ禍の峠は越えて、終息の方向へ向かっている状況が見えてきます。
Rt Covid-19 Japan
実効再生産数(感染性の指標, Rt)の変化を示しています。この値は、1人の感染者が何人に感染させるかを表しており、1.0以上だと感染拡大へ、1.0未満だと収束へと向かいます。収束している指標ではなく、あくまでも収束へ向かっているということにご注意ください。
この数か月、日本はコロナ感染対策が遅れているという批判を内外から受けましたが、G7の先進国で人口百万人あたりの死亡者数では日本はぶっちぎり一位です。もちろん感染者数と比べると遅行するデータですが、感染症で一番恐れなけばならないことは死亡することではないでしょうか。 (以下の出所はOur World in Data)
台湾は、あっぱれです。ただ、日本の場合は個人の行動がそれほど監視・束縛されなく、政府からの「お願い」で、このような結果は上出来だと言えるのではないでしょうか。
これからwithコロナの生活はどのようなものになるのか。日本国民が今までのようにパニックを起こさなく、手洗い、うがい、マスクおよび三密を避けることを意識すれば、マスコミが煽ったように、医療崩壊は起こらないでしょう。医療崩壊が起こらなければ、新型コロナ・ウイルスと人類は共生できることを示唆していると思います。
ということは、個人消費のV型回復に期待しない方が良いということでしょう。ただ、何が「不要」かということを、この数か月で学びました。消費は異なる形で持ち直すというシナリオが描けます。
働き方も色々と変わるでしょう。その中で、よりよい暮らしと生活の可能性もあります。
長期投資家であるからこそ、目先が不安でも未来を信じる力の目線を持てるのです。継続は力なり。しっかりと、コツコツと積み立て投資を続けましょう。