「平和×〇〇」 3回目のコモンズ・ピースサミット

コモンズ投信では、平和について考える場として「コモンズ ピースサミット」を過去2年開催しています。第3回となる今回は、広島で「平和×〇〇」をテーマに語り合いました。
当社コモンズ投信は、長期投資を経済的リターンと社会的リターンの両面から捉え、そのふたつが両輪としてまわってこそ、社会や事業はサステナブルであるという考えの下、投資はもとより、寄付も本業のひとつと位置付けて取り組んでいます。寄付活動の一環として社会課題に関心を持つ方々やファンドの受益者とともに、今回のようなイベントや共創活動を数多く開催しています。

「平和×〇〇」

〇〇に入る言葉は、なんだと思いますか?
あなたの「平和の定義」はなんですか?
こんな問いかけから、ツアーが開始されました。

「資料館での気づき」
初日はまず平和記念資料館を訪れました。参加者はそれぞれのペースで写真などの展示を見て回り、当時の広島の人々に想いを馳せながら過ごしました。
私は、被爆された方々の体験談のビデオから離れられなくなり、時間の許す限り耳を傾けておりました。

同じ日に同じ場所で被爆しても、その後の人生は千差万別。
〇元気になったら家族を支えたいと書いたものの、出すことができなかった履歴書
〇自分の命だけが助かり、友達も家族も失い、8月6日が訪れるたび辛い想い
〇被爆による病気がいつ発症するか分からない不安
私たちは原爆が投下された8月6日の日にクローズアップして戦争を捉えがちですが、その日を境に人々の生活がいかに大きく変わったか、ということに改めて気付かされました。

資料館を見学した後は、コモンズSEEDCap※の第13回応援先であるNPO法人PCVのガイドの方の説明を聞きながら平和記念公園を巡りました。
※コモンズSEEDCapとはコモンズ30ファンドに紐づく社会起業家を応援するコモンズ独自の寄付プログラムです。

「平和の軸線に学ぶ」
今回初めて知ったのは公園から伸びている「平和の軸線」です。
平和記念公園は、建築家の丹下健三氏が「平和は与えられるものではなく、創り出すもの」という考えのもと、南北と東西の軸線上に原爆の遺構、資料館、人々が集う広場、祈りを捧げる場所がすべて収められており、慰霊碑からは原爆ドームが一望できるよう設計されているそうです。

「高校生の想いに触れて」
2日目は、高校生と大学生のグループに大人も交じって、「平和」をテーマにそれぞれが思い描く平和な世界や夢について語り合いました。
特に高校生たちのプレゼンには感動しました!!
〇スポーツを通じて平和の価値を伝えたい
〇強いWhyが世界を変える。行動すれば何かが変わる
〇一人ひとりがどう生きるかで平和は育まれる。平和を語るのではなく、平和を生きる人になりたい
それぞれの想いがダイレクトに心に響きました。

登壇者の皆さまの話を聞き、参加者一人ひとりが平和に対して自分ができることを考える、とても有意義な時間を過ごしました。
平和に対して何ができるのか、私なりに考えました。
NPO法人PCVの皆さまのように、「平和のために頑張っている人」を応援することや寄付を通して、ともに未来を創ることができるのではないか、と思いました。

今回私は初めての参加でしたが、2日間にわたり、NPO法人PCVの皆さまにご協力いただき、コモンズ投信のお仲間(受益者)たちと「平和×〇〇」について語り合えた機会に感謝しています。

誰かが平和を創ってくれるのを待つだけではなく、私たち自身が行動を起こすこと。
そして、誰もがそれぞれの役割を持っていることに気づけた貴重な時間となりました。
共に考え、同じ時間を共有してくださった皆さま、本当にありがとうございました!

これからもコモンズ投信では、さまざまな社会問題を共に考え、よりよい共生社会を目指していきたいと思います。

コモンズSEEDCapに参加するにはこちら

コモンズ投信 顧客業務部
カスタマー・エンゲージメント・リーダー 萩原 由美子

■NPO法人PCV / PCVの活動に寄付するにはこちら
https://peaceculturevillage.org/about

■ピースサミット 2025
https://youtu.be/JyPANQ1TfBA?si=hAXdL2MuM8vF-ATd

■広島ニュースTSSでも取り上げられました
https://www.tss-tv.co.jp/tssnews/000029050.html

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