
「○○やるなら?」
「今でしょ!」
が流行語になったのは、すでにウン年前・・・
突然ですが、クイズです。
Q.つみたて投資を成功させるのに一番必要なものは何でしょう?
A.時間
です。独断は百も承知。
しかし言わせていただくならば、知識でも商品選びでも、または、資産でもありません。
つみたて投資とは、「貯めながら殖やす」投資法であるというのは当コラムでも繰り返しお伝えしてきました。
***バックナンバー***
投資と資産形成って違うの?
コモンズ君のつみたてデビュー物語~見落としがちな「量」の考え方~
*************
この、「貯める」には、時間が一番重要であることは、誰も違和感が無いでしょう。
コツコツ続けていくことが一番の近道です。
そこに、「投資」という要素が加わったからといって、急に「時間」が重要でなくなる、なんてことにはならないのです。
むしろ、つみたて投資の原則である「定期的に、一定額ずつ購入する」ことにより、価格が高いときには少ない量を、価格が低いときにはたくさんの量を購入していきますから、一定量ずつ購入する場合よりも購入の平均単価を下げることが出来ます。
そしてそれを続けることにより「負けにくい投資」が実現していくのです。
ここまで読めば、今日の答えは明白ですね。
「いつから始めればよいの?」
「今でしょ!!」
となります。
そして最後にもう一つ。
以前のコラムの引用になりますが、下記の点もぜひお伝えしたいところ。
—————————————————————————
ミホ福本:そして、もう一つ、投資を始めるタイミングに悩むとコモンズ君は言いましたが、つみたての場合は、スタートのタイミングに悩む必要はないのです。
コモンズ君:というと?
ミホ福本:例えば5年間つみたてをする場合、1回1万円ならば、合計で60回=60万円つみたてをすることになりますが、1回のインパクトは1/60ということになります。またそれが、最初の頃は残高も少ないので、そこでの価格変動の効果というのはそう大きくないということになります。
コモンズ君:1年経過後、12万円つみたてしていたとして、先ほどの2016年の例で言えば、12.54%のリターンがあったというけれど、金額に直せば、1.5万円ほど増えたという効果だったということですね。
ミホ福本:そうです。もちろん、小さくはないですが、100万円に対する12.54%のリターンだとしたら12.5万円増えた、となり効果を大きく実感できますが、投資額が小さいうちは、プラスもマイナスも、実額の効果としては小さいのです。
コモンズ君:なるほど、それで始めるときのタイミングは気にしなくてよい、となるわけですね。
ミホ福本:それより、なるべく早く始めて、「貯める」時間を長くした方が効果があるということなのです。
コモンズ君:タイムイズマネー!
ミホ福本:そのとおり!
—————————————————————————
つみたて投資は賢いリスクの取り方
**ーー**–**ーー**–**ーー**–v**ーー**–**ーー**–**ーー**–