グローバルヘルスという成長戦略

おはようございます。渋澤健です。

今年のGWも制限付きになってしまいましたが、かえってごゆっくりできている方々が多いかもしれないですね。(私は原稿締め切りに追われています…w)

さて、先週、滅多にないことを経験させていただきました。菅総理とのご面会です。

この数年間、ゲイツ財団が取り組んでいる国会議員向けの勉強会で日本企業が取り組むグローバルヘルス(国際保健)に関係する事業を紹介する勉強会で司会を務めさせていただいた関係で、「グローバルヘルスを応援するビジネスリーダー有志一同」の多くの企業経営者の代表として要望書を手交しました。(注: 菅総理の左側は豊田通商の加留部会長、日本ゲイツ財団の柏倉代表、鷲尾外務副大臣。私の右側が塩野義製薬の手代木社長と大和証券グループの田代副社長)

その要望の目玉は、日本のODAにおけるグローバルヘルスへの配分を(現在の全体の5.4%)から5年かけて倍増することです。日本国内がコロナ禍でてんてこ舞いになっているのに、なぜ、そんなことする必要ある。というご意見もあるでしょう。

でも、そもそも新型コロナ・ウイルスは海外から日本に入ってきて、日本の経済社会に大きな打撃を与えました。また日本から遠い国の保健状態が整えることなければ、次々と新たな変異株が日本へ入ってきて、コロナ禍の終息が遠のいてしまいます。一見、自分とは関係なく見えても、世界はconnectしています。遠い国の保健状態を改善することは、自分たちのメリットになります。

高祖父の渋沢栄一は「経済に国境なし」と言いました。また、「天から見えれば四海兄弟」とも言いました。その通りですね。MeからWeへ。そして、WeのウェルビーングがMeのウェルビーングへとつながる。

世代を超える投資を目指すコモンズ投信のお仲間に、気候変動問題の解決を目指すカーボンニュートラルと同様に、日本の外交戦略の要である「人間の安全保障」に重要なグローバルヘルスにも是非とも意識を高めていただきたいと思います。

グリーンもグローバルヘルス両方とも明らかに日本の新たな時代における成長戦略であることに間違いありません。ということを菅総理にお伝えしました。

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