2021/1/22

【名言】渋沢栄一に学ぶ「お金の正しい使い方」

コモンズ投信株式会社 会長
「金は天下の回りもの」「先立つものは金」「銭は足なくして走る」。
日本語にはお金にまつわることわざが多くある。
今回の特集「THEマネー戦略」では、ここまで4回にわたって「お金の増やし方」について考えてきた。
それでも私たちがお金を日々使うことには変わりなく、ことわざが示しているように、私たちの生活とお金は切っても切れない関係だ。
歴史を振り返れば、先人たちも、お金に関するさまざまな名言を残してきた。
中でも、戦後の日本経済が大きな発展を遂げる上で、特筆すべき功績を残した人物の一人が、渋沢栄一(1840〜1931年)だ。
第一国立銀行(現・みずほ銀行)や、王子製紙(現・王子ホールディングス)、東京海上保険(現・東京海上日動火災)、帝国ホテルなど、500社もの企業の設立・発展に貢献し、600もの社会公共事業に携わった渋沢栄一は、「近代日本資本主義の父」とも呼ばれる。
左から二番目が渋沢栄一。渋沢私邸にて、日印協会主催による、インド、マイソール国アルビオン・バナージ氏の歓迎会が行われた時の写真。1926年7月16日撮影(写真:近現代PL/アフロ)
また、2月14日からは、渋沢栄一の生涯を描くNHKの大河ドラマ『青天を衝け』が放送開始となり、2024年からは、新1万円札の顔になる予定だ。
生活に不可欠な「お金」について考える上で、私たちが今、渋沢栄一から何を学ぶことができるだろうか。
渋沢栄一の子孫でもあるコモンズ投信の渋澤健会長に聞いた。
INDEX
☑️「よく集め、よく散ぜよ」
☑️お金には「4つの使い方」がある
☑️「we」と「me」の大きな違い
☑️ミレニアル・Z世代の価値観
☑️情報が「感染」する時代に