こんにちは。コモンズ投信の小暮です。
すっかり空気も冷え込み、やっと紅葉がきれいになってきた2024年11月17日(日)に、小学生向けのおかねに関するセミナー、「おかねの教室 おかねの4つの使い方~貯金箱をつくろう!~」を開催しました。
今回の会場はここ、コモンズ投信のオフィスです!
オフィスは16階にあるため、大きい窓から見える景色に、こどもたちはとてもびっくりしていました。
銀杏並木も少しずつ黄色く色づいています
早速こどもトラストセミナーのスタートです!
セミナーの冒頭では、こどもたちに「おかねもちって、いい人?わるい人?」と聞いています。
今回参加してくれたみんなの意見は、「いい人」と、「どちらともいえない」が半々でした。理由は、「いい人は頑張っている人だから!」「でも、盗んだりする人もいるよ…」。確かに。
私たちは、「おかねもち」は「ありがとうもち」だよ!とお話しします。
みんながもらっているお小遣いは、きっと大人のお手伝いをしたり役に立つことをしたりして、大人から「ありがとう!」という気持ちのお返しとしてもらっているんじゃないかな?それは大人も一緒で、誰かのために役に立つような仕事をして、「ありがとう!」のお返しとしてお給料をもらっているんだよ!だから、「おかねもち」は「ありがとうもち」なのです!
さて、ここからは「おかねの4つの使い方」を学びました。
4つの使い方とは、「つかう」「ためる」「ふやす」「きふ」です。
「つかう」はみんな一番馴染みがあります。お菓子を買ったり、色鉛筆を買ったり…。それぞれに良い使い方をしていました。
「ためる」も、ちゃんとやっている子が多かったです。でも「使わないからためてるー」という意見が多数。「ためる」は、今我慢しないといけないので、何か将来の「つかう」目標をもってためるといいよ!という話をしました。
「ふやす」は、難しくいうと、「投資」です。おかねは、成長するものに「投資」してその成長を応援すると、その成長と一緒にふやせる可能性があるんだよ!と話します。会社も成長するものです。私たちの社会は、たくさんの会社に支えられているので、自分が応援したいと思う会社に「投資」をしてみるのも、おかねの使い方のひとつです。
最後は「きふ」。これは、みんなが助けたいと思う人やものを、直接助けに行けないとき、みんなの代わりに助けに行ってくれる人たちの活動を応援するものです。例えばわんちゃんが捨てられてしまって泣いています。1匹なら面倒がみれるかもしれないけど、10匹も100匹もいたらどうしましょう…そんなときは、わんちゃんを助けている団体へ「きふ」することで、自分の代わりにわんちゃんを助けてくれるのです!
ここまで学んだ「おかねの4つの使い方」は、実は2種類に分けられます。前半の「つかう」「ためる」は自分(Me)のため、後半の「ふやす」「きふ」はみんな(We)のため。
自分のためにおかねを使うことはとても大切なことだけど、みんなのためにも少しずつおかねを使えるようになるといいですね!と伝えています。
難しいこともたくさん学んだところで、「じゃあ自分だったらどんなことにおかねを使いたいのか?」を一緒に考えてみます。
今回はワークシートを使って、そのなかから自分がやりたいおかねの使い方を表していそうなアイコンを探します。
「お菓子を買いたい!」
「ゲームを買うためにおかねを貯める!」
「土木工事の会社を応援するために投資する!」
「きれいな海や森のために寄付したい!」
何のために使いたいか決まったら、お待ちかねの貯金箱づくりです!
「つかう」「ためる」「ふやす」「きふ」の4つの貯金箱をつくり、それぞれに自分が選んだアイコンを貼っていきます。
アイコンを切り取るのもさっとやる子、アイコンのまわりをきれいに切り取る子、貯金箱を四角く連結する子、縦や横一列に連結する子…たくさんの個性が光る貯金箱ができました。
そして最後は、出来上がった貯金箱を保護者のみなさまの前で発表しました。
「どんな貯金箱になりましたか?何のためにお金を使いたいですか?」みんな自分の想いをしっかり発表できました!
ご参加いただいた保護者のみなさまからは、
・学校では教えてくれないようなおかねの使い方について学べる内容になっていてよかったです。
・こどもたちもとてものびのび参加していたようで、楽しい時間を過ごせました。
といったコメントをいただきました。
貯金箱を握りしめ、満足そうに帰っていく後ろ姿を見送りながら、その貯金箱に今後入っていくおかねたちがどんな未来を作っていくのか、今からとてもわくわくした一日でした。
今後も、「おかね」がより身近になるような、みんなが「ありがとうもち」になれるような、そんなイベントをたくさん開催していきたいと思います。
ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました!