本日は、経済ジャーナリストの内田裕子さんの著書:
「負けない投資」という本をご紹介したいと思います。
(PHPビジネス新書、820円)
内田さんの視点は今の社会で20代の方々の間を
中心に蔓延している「将来は何となく不安、でもその
中身が具体的には自分でもわかっていない」「それ
でもその不安は杞憂ではなく的中している」という
独自のシャープな見解にスタンスを置いています。
「将来漠然不安症候群」という独自の呼び方で言い
表していますが、まさに本質を言い当てている気が
します。
内田さんは大手証券でトレーダーの経験もあり、
その後も社内のTV番組でキャスターを務めたことを
きっかけにして多くの経営者や高い知見をもつ
プロのアナリストとも接してきたキャリアの持ち主
ですから、この本で語っている内容も抽象論や情緒
的な主張ではなく、徹底して具体的です。また、専門
知識が一切なくてもすんなりと理解できるように
簡明な図表なども駆使して書かれているところにも、
プロのジャーナリストとしての力量や、一般の生活者
を大事にしたいという親切な気持ちが表れていると
感じます。
その上、いわゆる投資ビギナーや自分よりも若い
世代に対する優しい気持ちが行間から感じ取れること、
また読み手の立場になって厳しい現実を優しい気持ち
で丁寧に解説しているところには敬意を感じます。
文中でもコモンズやその他の独立系投信会社に
ついて、かなり詳しくそれぞれの持ち味と理念を紹介
してくださっており、どの会社にもかたよらない公平
な扱いとなっているのもお人柄の表れでしょう。
あるいは、プロとしての矜持の表れでしょうか。
ここで紹介するまでもなく、すでにかなり有名
で、発展途上国を含め国内外で活発にジャーナリスト
として活動していらっしゃいますので、あるいはもう
ご存知の方も多いでしょう。
投資というとお金持ちだけのものとか、ハラハラ
ドキドキするものだとか、あるいはどのような仕組み
で運用されているのかわかったものではないという
既成概念にとらわれている方、または単なるお金儲け
の手段にすぎないと思っていらっしゃる方々にも是非
ご一読いただきたいと思います。週末の読書にいかが
でしょうか。
(マーケティング部:長井)

仕事の帰りの「放課後活動」はどなたにとっても重要
な関心事項だと思いますが、たまには文化に触れてみよう、
ということで昨夜はサントリーホールでオペラを鑑賞して
きました。
まあ、本当の値打ちがわかるようになるまでには大変な
時間と相当の勉強が必要なのでしょう。何分にもドイツ語や
イタリア語はさっぱり・・・なので、歌詞がどういう意味か
さえわからず、文化的雰囲気をエンジョイするだけで精一杯
でした(涙)ですが、それでもかなり感動!しました。
コモンズは、投資や金融の関係者だけでなく広く日本中
の方々から「滴」を集め、いずれ大きな「大河」にすること
を基本的使命にしています。音楽や芸術のように、一見金融
や投資に全く関係がなさそうな分野やその関係者・愛好家の
方々にも積極的に接することで、有意義な触発や刺激を受け、
また視野を広げることも時には大事なのではないかなと考え
ています。

              
                          (マーケティング部:長井)

半値になっても儲かる「つみたて投資」
(講談社プラスアルファ新書)
星野 泰平 (著)
星野さんのライフワークともいうべき「つみたて投資」の新書が
出ました。先週出たばかりですが、とても好評のようです。
一般的に、投資始めるには①良い投資先をみつけることと、
②良いタインニングで投資をするというハードルがありますが、
この本を読み終えると、一般生活者にとっては、「つみたて投資」
を行えば①の良い投資先をみつけることだけに注力すればいい
ことが分かります。
勿論、「つみたて投資」が万能ではありませんが、これで資産
づくり、じぶん年金作りに取り組むにはずいぶん気が楽になり
ます。
この他
・「下がったら怖い」から解放される
・「安く買って高く売る」は間違い
・いくらになるかより、どう動くか
・将来価格の予測はなぜ無意味か
・つみたては下がった後が面白い
・「下がる」=「損が膨らむ」ではない
・始めるタイミングに悩む必要なし
・年金不安に備えはできていますか
・1000パターン以上のデータで検証
・つみたて投資を日本の文化に
などなど、楽しく読めますよ。
年末年始の一冊にいかがでしょうか

(伊井)